日頃からたくさんの靴を気持ちを込めてお手入れさせて頂いておりますが、
自分の靴となると簡単に素早く済ませてしまっている靴が多くあります。
今回は秋まで履かないブーツを、時間を掛けいつもは手を抜いてしまう所までしっかりと、
信州弁で言う
ずく (やる気)を出して手入れしました。
お手入れしたブーツは、革がカサカサした状態ですり傷も多く、コバも毛羽立っています。
普段は中々やらない靴の内部も、つま先のほこりを取りデリケートクリームを塗りました。
使用したクリームは、BootBlackのチェストナットカラーです。
この画像は、既にクリーナーで汚れや古いクリームを落とした状態です。
全体にクリームを塗り終わった状態で、ツヤは無くマットになります。
塗り終わって20~30分経ってからブラッシングすると、短い時間よりツヤが増します。
ブラッシング後、細かい目の布(ストッキング等)で軽く乾拭きをしてさらにつやを出します。
革に潤いが戻り、細かな傷も消え、きれいなツヤが出ました。
コバ(底の側面)周りは、細かいヤスリで表面を整えてからクリームを塗ります。
コバインク等もありますが、先程使ったBootBlackのクリームを塗って仕上げました。
革の表面やヒール周りにも、細かいすり傷が付いていました。
汚れを落としクリームを塗っただけでもすり傷等が目立たなくなります。
綺麗になったブーツをすぐにでも履いてしまいそうです。
当店では、靴のお手入れや修理等、メーカー・ブランドに関わらず受け付けております。
お気軽にご相談下さいませ。